奥会津博物館の古民家と歴史探訪|青天を衝けロケ地も魅力

奥会津博物館の古民家と筏流し展示を紹介する観光記事用イメージ
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福島県南会津町にある奥会津博物館は、木材輸送の「筏流し」や木地師文化、そして茅葺き古民家の移築展示など、奥会津の暮らしを丸ごと体験できる施設です。大河ドラマ「青天を衝け」のロケ地にもなった古民家は必見。自然豊かな環境とともに、奥会津の歴史と文化を感じられる観光スポットをご紹介します。

目次

奥会津博物館とは

福島県南会津町にある奥会津博物館は、奥会津地域の自然と歴史、そして人々の暮らしを総合的に紹介する施設です。広い敷地内には、木材輸送の歴史を伝える「筏流し」の復元展示や、生活道具・民俗資料の数々、さらには古民家の移築展示まであり、まるで江戸から昭和にかけての山里にタイムスリップしたかのような体験ができます。

この博物館の魅力は、屋内展示だけでなく、屋外にも点在する茅葺き屋根の古民家群。四季折々の自然の風景とともに、当時の人々の暮らしを実感できる空間が広がっています。歴史好きや文化探訪を楽しむ方にはもちろん、家族連れや写真撮影を目的に訪れる人にもおすすめのスポットです。

奥会津博物館のシンボルともいえる茅葺き古民家。時代を超えて残された生活の姿を感じられる
自然豊かな敷地を歩きながら、古民家や展示をめぐることができる

筏流しと木地師の歴史

奥会津の歴史を語るうえで欠かせないのが、阿賀野川水系を利用した筏流しです。江戸時代から昭和中期にかけて盛んに行われ、山々で伐り出された木材を川に組み上げた筏にして、新潟方面へと運搬しました。筏の上では、熟練した筏師たちが巨大な櫂を操り、急流を読みながら命がけで操船していたと伝えられています。博物館内にはその実物大の復元展示があり、木を束ねるために使われた藤蔓や、舵取り用の大櫂などを見ることができます。

阿賀野川を舞台に活躍した筏を復元。木材輸送の迫力を体感できる

また、奥会津は木地師の里としても知られています。木地師とは、ブナやトチなどの広葉樹を削って木椀や盆を作る職人のこと。山奥に「木地小屋」を構え、木地挽きの技術を代々受け継ぎながら生計を立ててきました。江戸期には、奥会津産の木椀が全国に流通していたともいわれています。

木地師が使った道具や加工工程の解説展示。生活を支えた木工文化を伝える

このように、筏流しと木地師文化は、奥会津の人々の暮らしと経済を支えた二大要素であり、自然と共生する知恵の象徴でもあります。

  • 写真撮影は許可済みです。

古民家展示と生活の知恵

奥会津博物館の屋外には、江戸から明治期にかけての古民家が移築・復元されています。茅葺き屋根の重厚な造りは、豪雪地帯の気候に耐えるための知恵が詰まったもの。内部には太い梁や囲炉裏が残され、当時の生活空間をそのまま体感することができます。

豪雪に耐える力強い茅葺き屋根。季節ごとに異なる表情を見せる

広い座敷や土間には、農作業や日常生活に使われた桶・鍋・農具・わら細工などの生活道具が並びます。山里の人々が限られた資源を工夫して使い、自然と共に暮らしてきた姿が浮かび上がります。

囲炉裏のある居間。梁や柱の力強さに当時の生活の息遣いを感じる

さらに、この古民家はNHK大河ドラマ「青天を衝け」のロケ地としても使用されました。館内には出演者のサインや新聞記事が飾られており、地元住民もエキストラとして参加するなど、地域全体で盛り上がったことが伝わってきます。

大河ドラマ「青天を衝け」の撮影で使用された古民家。今もロケ地の雰囲気が残る

古民家展示は、歴史的価値だけでなく、現代の観光や映像文化にも生かされており、奥会津の新たな魅力として輝き続けています。

「青天を衝け」ロケ地としての奥会津博物館

奥会津博物館の古民家群は、歴史的建造物としての価値だけでなく、映像作品の舞台としても注目を集めています。特に話題となったのが、NHK大河ドラマ「青天を衝け」のロケ地に選ばれたことです。

ロケ地としても活用された古民家。自然の中にたたずむ姿は絵画のよう

撮影に使われたのは、茅葺き屋根の古民家を中心とする屋外展示エリア。広い土間や囲炉裏のある座敷など、江戸時代の雰囲気が色濃く残されており、ドラマの時代背景にぴったりの舞台となりました。

撮影隊も利用した内部空間。梁や柱の重厚さがドラマのリアリティを支える

館内には出演者のサインやポスター、新聞記事が展示され、当時の撮影の熱気を感じ取ることができます。また、地域住民もエキストラとして参加し、奥会津の歴史文化が現代の映像作品に息づいた瞬間でもありました。

出演者のサインや新聞記事が飾られ、ロケの記録として残されている

大河ドラマをきっかけに訪れるファンも多く、奥会津博物館は「歴史を学ぶ場所」であると同時に「映像文化の聖地」としての魅力も兼ね備えています。

ドラマの世界観をさらに深く味わいたい方には、
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現地での感動がもう一度よみがえります。

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アクセスと周辺スポット

奥会津博物館は、自然豊かな山里にありながらアクセスも比較的便利で、南会津観光の立ち寄りスポットとして人気を集めています。

博物館入口付近。緑に囲まれた静かな環境で歴史に触れられる

所在地:福島県南会津郡南会津町糸沢字西沢山3692-20
開館時間:9:00〜16:00
休館日:年末年始(12月28日〜1月4日)、12月〜3月の毎週木曜日
入館料:大人300円、高校生200円、小中学生100円

利用案内が整えられており、観光客にもわかりやすい展示

周辺には、うさぎの森オートキャンプ場が併設されており、自然の中での宿泊やアウトドア体験も可能です。キャンプや散策と合わせて訪れれば、奥会津の魅力をより深く楽しむことができます。

キャンプ場の案内板。
博物館隣接のキャンプ場一般サイト。

博物館の見学とキャンプ場でのひとときを組み合わせれば、学びと癒しが両立する、奥会津ならではの観光プランになります。

まとめ

奥会津博物館は、単なる郷土資料館にとどまらず、筏流しの迫力ある復元展示から、木地師の技と生活道具、そして古民家の移築展示まで、奥会津の暮らしを総合的に体感できる場所です。

阿賀野川水系を舞台にした木材輸送「筏流し」を再現。地域の歴史を知る重要な展示

特に屋外に広がる茅葺き古民家群は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」のロケ地にもなり、歴史的価値と映像文化の魅力を兼ね備えています。地域の人々がエキストラとして参加したエピソードも、奥会津の文化が今なお生きていることを物語っています。

ドラマ撮影に使われた古民家と関連展示。観光とロケ地巡りの両方が楽しめる

さらに、隣接するうさぎの森オートキャンプ場を組み合わせれば、学びと自然体験を同時に楽しめる観光プランが完成します。

奥会津の山と川、そして人々の暮らしを余すことなく伝えるこの博物館は、訪れる人に「生きた歴史」を実感させてくれる場所です。観光やドライブの途中にぜひ立ち寄り、奥会津の文化遺産に触れてみてはいかがでしょうか。

奥会津の歴史や文化に触れたあとは、
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