栃木県那須烏山市で毎年7月に開催される山あげ祭りは、460年以上の歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産にも登録された日本最大級の野外歌舞伎舞台です。
2025年は泉町が当番町として中心を担い、町中に組み上げられた巨大な舞台で迫力ある公演が披露されました。この記事では、那須烏山市全体が熱気に包まれた当日の様子、屋台グルメ、次回当番町情報までたっぷりお届けします。
栃木県那須烏山市「山あげ祭」とは?歴史と魅力を解説

栃木県那須烏山市で毎年7月に開催される山あげ祭りは、460年以上の歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本最大級の野外歌舞伎舞台です。
町中の道路に巨大な仮設舞台を設置し、地元住民による歌舞伎の公演が行われるのが最大の特徴です。
この祭りは戦国時代、疫病退散と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願するために始まったとされ、今では那須烏山市全体を巻き込む夏の一大イベントとなっています。
2025年7月27日 那須烏山市「山あげ祭」最終日の見どころ
山あげ祭り最終日の7月27日は、朝から多くの人々が会場に集まり、街全体が華やかな雰囲気に包まれていました。会場周辺には屋台や飲食ブースが立ち並び、地元グルメや祭り定番のフードを楽しむ観光客で賑わいました。特に焼きそばやイカ焼きなどの香ばしい匂いが漂い、食欲をそそります。
山あげ会館前では伝統のお囃子やパフォーマンスも行われ、訪れた人々を出迎えていました。沿道にはチョコバナナやたこ焼きなどの露店が並び、子どもから大人まで楽しめる空間となっていました。観光客はそれぞれ思い思いに写真を撮ったり、舞台公演を待ちながら食べ歩きをしたりと、夏祭りならではの自由で開放的な時間を楽しんでいました。




移動式歌舞伎舞台の迫力!山あげ祭ならではの魅力
烏山の山あげ祭りの最大の魅力のひとつが、移動式歌舞伎舞台です。山車を背景に組まれる大規模な舞台装置は、街中の道路に突如として出現します。山や滝、橋などを模した背景はすべて可動式で、短時間で組み立てられるとは思えないほど精巧です。
役者は華やかな衣装と化粧で観客を魅了し、演目「蛇姫様」などの物語が繰り広げられました。歌舞伎特有の見得や、迫力ある台詞回しが響きわたり、沿道を埋め尽くす観客からは拍手と歓声が絶えません。お囃子の音色とともに、まさに江戸時代から続く伝統が現代に生きていることを実感させられる時間でした。



山あげ会館前で盛り上がる若衆イベントと観客の熱気
山あげ会館前では、若衆たちによる元気な神輿イベントが開催され、観客とともに大いに盛り上がりました。太鼓や笛の軽快な音色が響きわたり、会場全体が笑顔と熱気に包まれました。






このイベントは祭りの活気をさらに高め、地域全体を元気にしていました。
まとめ
那須烏山市の夏を彩る山あげ祭は、日本一の移動式野外歌舞伎舞踊として知られ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統行事です。祭り期間中は、市内の至る所で舞台が設置され、役者や若衆たちの熱気あふれるパフォーマンスが披露されました。沿道には地域住民による出店や観光客向けの屋台も並び、訪れる人々をもてなす雰囲気に包まれていました。
特に山あげ会館前で行われた若衆たちの神輿イベントや、迫力満点の移動式歌舞伎は観客を魅了し、地域の一体感を強く感じさせるものでした。この祭りは単なる観光イベントにとどまらず、地元の人々が誇りを持ち、世代を超えて受け継いでいく文化そのものです。
来年もまた、この熱気と感動を味わうために多くの人々が訪れることでしょう。
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