鳴虫山を憾満ヶ淵から周回|ミツマタと急登を楽しむ日光の低山ルート

鳴虫山の山頂で登山者が休憩している様子をイラスト風に表現した周回登山アイキャッチ画像
  • URLをコピーしました!

2026年4月3日、日光の憾満ヶ淵(かんまんがふち)を起点に鳴虫山を周回してきました。渓流の静かな景色から始まり、ミツマタの群生、そして想像以上にしっかりした急登を越えて山頂へ。観光地のすぐそばとは思えない、歩きごたえのあるコースでした。実際のルートや所要時間、迷いやすいポイントも含めて、体験ベースでまとめます。

鳴虫山の周回ルート案内図。憾満ヶ淵を起点にぐるっと一周できるコースです。
目次

憾満ヶ淵から鳴虫山へ|周回登山スタート

2026年4月3日、憾満ヶ淵(かんまんがふち)に車を停めて、鳴虫山の登山口へ向かって歩き始めました。いきなり山道に入るのではなく、最初は穏やかな遊歩道からのスタートです。観光地として整備された空気の中で、ゆっくりと体を慣らしていくことができます。

憾満ヶ淵から登山口へ続く道。静かな森の中をまっすぐ進みます。

この区間は平坦で歩きやすく、まだ登山というより散策に近い感覚です。だからこそ、無理にペースを上げず、呼吸を整えながら進むのがちょうどよかったです。鳴虫山は後半でしっかり体力を使う山なので、この最初の余裕があとで効いてきます。

少し進むと、水の音が近づき、憾満ヶ淵らしい景色が現れます。岩場の間を流れる澄んだ水と、静かな空気が印象的で、登山前の気持ちを落ち着かせてくれる場所でした。

憾満ヶ淵の渓流。登山前に立ち止まりたくなる静かな景色です。

ここはまだ本格的な登山道の手前ですが、鳴虫山へ入っていく前の“切り替えポイント”のような場所です。観光と登山の間をゆるやかにつないでくれるこの区間があることで、今回の山歩きは自然に入り込めるスタートになりました。

鳴虫山登山口への道|分岐とミツマタ群生地

憾満ヶ淵の遊歩道を抜けて進んでいくと、少しずつ「観光」から「登山」に空気が変わっていきます。道幅も徐々に狭くなり、ここから先はルートの選択が必要になります。

発電所が見えてくると、分岐ポイントです。ここは少し分かりづらいですが、登山道は左へ進むのが正解です。右に進むと稲荷神社方面へ入ってしまうので、初めてだと迷いやすいポイントでした。

発電所前の分岐。鳴虫山の登山道は左へ進みます。

この分岐を過ぎると、いよいよ山に入っていく雰囲気が強くなります。とはいえ、すぐに急登が始まるわけではなく、しばらくは落ち着いたペースで進める区間が続きます。

そしてこの時期ならではの見どころが、ミツマタの群生です。少し進んだ先で、斜面に広がる淡い黄色の花が目に入ってきました。

斜面に広がるミツマタの群生。春らしいやわらかな色合いが印象的です。

さらに近くで見ると、小さな花が集まった独特の形がよく分かります。派手さはありませんが、静かな山の中で見るとしっかり記憶に残る存在でした。

ミツマタの花。近くで見ると丸い花の構造がよく分かります。

このあたりはまだ体力的にも余裕があり、景色を楽しみながら歩ける区間です。鳴虫山は後半にかけて負荷が上がっていくので、こうした序盤の見どころは、立ち止まってしっかり楽しんでおくのが正解だと感じました。

鳴虫山の急登ルート|工事道から山頂まで

ミツマタの群生を過ぎると、いよいよ本格的な登山区間に入っていきます。ただこの序盤、意外とクセがあります。工事用の作業道のような道が多く、分岐も点在していて、ルートが少し分かりづらいのが正直な印象でした。

とはいえ迷うほどではなく、ピンクのリボンを目印に進めば問題なしです。視線を少し上げながら進むと、自然と正しいルートに乗れる感覚でした。

工事道のような広い道と分岐が続く序盤。ピンクのリボンが進行方向の目印になります。

この区間を抜けると、空気が一気に変わります。道幅は狭くなり、地面には木の根が張り出し、登山らしい雰囲気が強くなってきます。ここからはしっかり「登り」が始まります。

木の根が張り出す登山道。徐々に傾斜も増していきます。

実際に歩いてみると、想像以上にしっかりした急登でした。淡々と登り続ける区間で、ペース配分を間違えると一気にきつくなります。鳴虫山は「低山だから楽」というタイプではなく、このあたりでしっかり体力を使っていきます。

さらに進むと、人工的に整備された長い階段が現れます。この階段が見えた時点で、「山頂が近いな」と感じられるポイントでした。

山頂直下の長い階段。ここを登りきればゴールが見えてきます。

この階段は見た目以上に効きますが、終わりが見えている分、気持ちは楽です。最後のひと踏ん張りという感じで、一段ずつ登っていきました。

そして階段を登りきると、鳴虫山の山頂に到着です。

山頂直下の長い階段。ここを登りきればゴールが見えてきます。

憾満ヶ淵のスタートから山頂までは、おおよそ1時間半ほど。序盤の分かりづらさと中盤の急登を越えてたどり着く分、標高以上にしっかり登った実感があるルートでした。

鳴虫山山頂の景色と休憩|日光の絶景を楽しむ

山頂に到着すると、ちょうど休憩しやすい空間が広がっていました。この日は天気も良く、先に到着していた登山者の方々がそれぞれ思い思いに休憩していました。この日登山をしていた人は体感では30人前後といったところです。

しばらく座って息を整えたあと、持ってきた弁当を広げます。登りきったあとの食事はやはり格別で、シンプルな内容でもしっかり満足感があります。

山頂での弁当タイム。登ったあとの食事はそれだけでご褒美です。

そして、鳴虫山の魅力のひとつがこの景色です。視界が抜けた方向には、日光の山々が広がり、天気が良い日は遠くまで見渡すことができます。今回は空気も澄んでいて、しっかりと山並みを確認することができました。

山頂からの展望。日光連山の広がりをしっかり感じられる景色です。

派手な絶景スポットというよりは、「登った人だけが静かに楽しめる景色」という印象で、鳴虫山らしい落ち着いた山頂でした。急登を越えてきた分、この時間がより心地よく感じられます。

鳴虫山周回コース完了|所要時間と登山の感想

山頂で休憩を取ったあと、そのまま周回して憾満ヶ淵へ戻ってきました。スタート地点に戻ると、朝に見た景色が少し違って見えます。歩き終えたあとの安心感もあり、ようやく今回の鳴虫山がひとつの流れとしてつながった感覚がありました。

周回を終えて憾満ヶ淵へ帰着。歩き切ったあとの静かな達成感がありました。

今回の鳴虫山は、駅や観光地に近い山という印象に対して、実際に歩いてみるとかなりしっかり登山を楽しめるルートでした。序盤は工事用の道が多く少し分かりづらい場面もありましたが、ピンクのリボンを目印に進めば問題なく歩けます。中盤以降は急登が続き、最後は長い階段を上がって山頂へ。標高以上に登った実感があり、低山だからと油断できない面白さがありました。

一方で、憾満ヶ淵から始まるこのコースは、ただきついだけではありません。渓流の景色があり、季節の花があり、山頂では展望も楽しめます。今回のように春先なら、歩き始めからミツマタなどの見どころがあるのも魅力でした。登山と散策の両方を味わえるのが、このルートの良さだと思います。

今回の所要時間は、スタートからゴールまでおおよそ5時間前後。山頂での休憩や写真撮影も含めての時間なので、歩くだけならもう少し短縮も可能ですが、無理のないペースでちょうどいいボリュームでした。

日帰りでしっかり歩けて、景色も楽しめる。鳴虫山は派手さはないものの、「また来てもいい」と思えるバランスの良い山でした。

登山におすすめの補給食・行動食【楽天】

鳴虫山は標高こそ高くありませんが、実際に歩くとしっかり体力を使う山です。特に今回のような周回ルートでは、行動中のエネルギー補給がかなり重要だと感じました。

手軽に食べられて、すぐエネルギーになるものを持っていくと安心です。

手軽にエネルギー補給したい人向け


井村屋のスポーツようかん。片手で食べられて登山中の補給に最適です。

ようかんは軽くてコンパクト、しかも糖質補給が早いので登山と相性がいいです。特に行動中にサッと食べたい人にはかなり使いやすいと感じました。

軽さ重視・行動食としておすすめ


トレイルフルーツ。軽くて持ち運びやすく、歩きながらでも食べやすい補給食です。

ドライフルーツ系は軽くてかさばらず、甘さでリフレッシュもできます。長時間行動する場合は特に便利です。

しっかり食べたい人向け


ミルクケーキ。しっかりした食べ応えで満足感のある補給食です。

軽食としても使えるので、山頂での休憩時にも相性がいいです。

ナッツ・バー系で安定補給


フルーツ&ナッツバー。栄養バランスがよく、行動食として定番です。

糖質だけでなく脂質も取れるので、長時間の行動に向いています。

非常用も兼ねるなら


長期保存できるようかん。万が一の備えとしても使えます。

登山ではトラブルもゼロではないので、こういった非常食を1つ入れておくと安心感が違います。

今回の鳴虫山のように、短時間でもしっかり体力を使う山では補給がかなり重要です。
「軽い山だから大丈夫」と思わず、最低限の行動食は持っていくのがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次