日光・栗山ふるさと物産センター|山あいのドライブ途中に寄りたい郷土食スポット

紅葉に包まれる栗山ふるさと物産センターの外観(2025年11月撮影)
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2025年11月2日、紅葉真っ盛りの旧栗山村(現・日光市)を訪れ、栗山ふるさと物産センターで「かもそば」をいただきました。地元産の山菜や鴨肉が入った素朴な味わいで、山の秋を感じられるひと皿です。

目次

栗山ふるさと物産センターとは

2025年11月2日、紅葉に包まれた日光市・旧栗山村を訪れました。山あいの静かな集落の中に建つ「栗山ふるさと物産センター」は、地元の特産品や郷土料理が味わえる観光拠点です。

国道121号からさらに山奥へ進んだ先、川俣ダムや瀬戸合峡へ向かう途中にあり、ドライブの休憩スポットとしても人気があります。木造づくりの大きな建物が目を引き、まるで古民家のような温もりを感じる外観です。

センターの営業期間はおおむね4月から11月までで、冬季は休業。営業時間は9時から16時頃まで(食事は11時〜15時頃)で、水・木曜が定休日です。駐車場は広く、普通車なら20台ほど駐められるスペースがありました。

支払いは現金のみのため、山奥に向かう前に少し多めに持っておくのがおすすめです。施設の前からは、色づいた山々を一望でき、秋のドライブシーズンには格好の撮影ポイントにもなります。

紅葉に包まれる「栗山ふるさと物産センター」外観(2025年11月撮影)

素朴な木造の食堂で味わう、栗山の手打ちそば

栗山ふるさと物産センターは、山あいの風景にとけこむ木造の建物が印象的です。赤茶色の屋根と太い梁(はり)が古民家のような趣を生み出し、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気でした。入口には「手打ちそば」や「おふくろの味」と書かれたのぼりが立ち、旅人をやさしく迎えてくれます。

店内はこぢんまりしていますが、木のぬくもりが感じられ、窓からは紅葉した山々が一望できます。食堂スペースの隣には物産コーナーがあり、地元産の山菜やきのこ、山椒(さんしょう)やわさび漬けなど、山の恵みを生かした特産品が並んでいました。季節によっては、鹿肉の加工品や山ぶどうジャムなども見られるそうです。

この日の昼食は「かもそば」を注文。運ばれてきた丼には、鴨肉とともにわらび、なめこ、しめじなどの山菜がたっぷり。つゆはやや濃いめで、鴨のうま味がしっかりと感じられ、体の芯から温まる味わいでした。そばは太めでコシがあり、素朴ながらも食べごたえがあります。

小鉢の切り干し大根や薬味の刻みねぎも添えられ、どこか懐かしい家庭の味を思わせる一膳です。派手さはありませんが、「山里の日常をそのまま味わえる」そんな印象でした。

食後は店内の特産コーナーを眺めながら、地元の方に道や紅葉情報を尋ねるのも楽しみのひとつ。栗山ふるさと物産センターは、旅の途中でほっと一息つける、まさに“山の食堂”です。

鴨肉と山菜がたっぷり入った「かもそば」。素朴な味わいで心も温まります。

🍜自宅でも味わえる“鴨せいろ”の味

栗山の「かもそば」を食べたあと、「もう一度あの味を家でも」と思う方におすすめなのが、ヤマモリ公式の「元祖 鴨せいろつゆ」セットです。銀座・長寿庵監修の本格だしが家庭でも簡単に再現でき、そばはもちろん、鴨鍋やうどんにもぴったりです。

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紅葉ドライブにぴったりの立ち寄りスポット

栗山ふるさと物産センターの魅力は、食事だけでなく、周辺の自然景観の美しさにもあります。すぐ近くには、紅葉の名所として知られる「瀬戸合峡(せとあいきょう)」や「川俣ダム」があり、秋には多くの観光客やカメラ愛好家が訪れます。断崖を縫うように続く遊歩道からは、日光の山々を染める紅葉を間近で楽しむことができます。

また、湯西川温泉や川俣温泉へも車で20〜30分ほどの距離にあり、温泉旅行の途中に立ち寄るのにも最適です。川俣ダムでは「ダムカード」が配布されていることもあり、カード集めを目的に訪れる人も見かけました。センターの店内にはダム観光のパンフレットも置かれており、周辺ルートを調べるのにも便利です。

このあたりは標高が高いため、朝晩は冷え込みます。秋は軽い防寒着、冬に近づく時期は手袋などもあると安心です。また、センター周辺では電波が弱いエリアもあるため、ナビアプリを使う人は事前にルートを確認しておくのがおすすめです。

栗山ふるさと物産センターは、自然と人の温かさを感じられる山里の休憩処。ドライブやツーリングで訪れる際は、紅葉を眺めながらゆっくりとそばを味わう時間を楽しんでみてください。

手打ちそばの旗が目印。木造の建物が山里の風景に溶け込んでいます。

まとめ ― 山里のぬくもりを感じる休憩スポット

栗山ふるさと物産センターは、派手な観光施設ではありませんが、どこか懐かしい空気が流れる心地よい場所でした。建物は木の温もりにあふれ、食堂では素朴な「手打ちそば」や郷土の味「ばんだい餅」が味わえます。今回は「かもそば」をいただきましたが、素朴ながらも体が温まる一杯でした。

施設の方も親切で、道の状況や紅葉の見頃を丁寧に教えてくれました。ドライブの途中に立ち寄ると、山里の暮らしに触れたような穏やかな気持ちになります。

また、周辺には瀬戸合峡や川俣ダム、湯西川温泉など、見どころがたくさんあります。紅葉や温泉を楽しむ旅の途中に立ち寄るスポットとして、ちょうどよい距離感です。

山の静けさに包まれながら食べる一杯のそば。そんな素朴な時間が、旅の思い出をやさしく彩ってくれました。次に訪れるときは、ぜひ郷土の「ばんだい餅」も味わってみたいと思います。

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