那須烏山の熊野神社と八咫烏神社を参拝|御朱印・歴史・見どころ徹底紹介

那須烏山市の熊野神社拝殿と杉木立を背景にした横長アイキャッチ画像
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栃木県那須烏山市向田にある熊野神社は、全国に数多くある熊野信仰の神社のひとつです。境内には日本神話に登場する導きの神・八咫烏(やたがらす)を祀る八咫烏神社も鎮座しており、勝利祈願や開運招福を願う参拝者に人気です。御朱印はセルフ方式でいただくことができ、静かな自然に包まれた参道と落ち着いた境内が魅力。この記事では熊野神社と八咫烏神社の歴史、特徴、アクセス、御朱印、参拝のポイントまで詳しくご紹介します。

目次

熊野神社と八咫烏神社の基本情報

那須烏山市向田(むかだ)に鎮座する熊野神社は、全国に広がる熊野信仰の神社のひとつです。熊野信仰は和歌山県の熊野三山(本宮大社・速玉大社・那智大社)を源流とし、導きや再生の象徴として多くの人々に崇敬されてきました。ここ那須烏山の熊野神社は地域の信仰を支えてきた古社であり、地元の方々だけでなく、遠方からの参拝者も訪れる静かな神域です。

高い杉木立に囲まれた参道入口。静かな雰囲気が漂います。

境内には八咫烏(やたがらす)神社が併設されています。八咫烏は神武天皇を熊野の地から大和へ導いた三本足の霊鳥で、日本サッカー協会のシンボルマークとしても知られています。導きの神・勝利の神として広く信仰され、スポーツ選手や目標達成を願う参拝者にも人気です。

熊野神社と八咫烏神社を示す幟旗が参拝者を出迎えます。

アクセスはJR烏山線の烏山駅から車で約10分。駅前から徒歩でも30〜40分で到着できます。車で訪れる場合は、神社前に参拝者用の無料駐車場が整備されており安心です。山間の自然に囲まれた立地は、訪れるだけで心が落ち着く雰囲気に包まれています。

境内の見どころ

熊野神社の境内は杉木立に囲まれ、静けさと厳かな雰囲気に包まれています。参道を進むと石碑と幟旗が目に入り、ここが熊野信仰の地であることを感じさせます。特に八咫烏(やたがらす)の幟旗は印象的で、導きの神を祀る神社ならではの存在感があります。

熊野神社の拝殿へと続く参道。杉木立に囲まれ、神聖な雰囲気に包まれています。

拝殿は素朴で落ち着きのある木造建築で、長い歴史を感じさせます。拝殿前には狛犬が据えられており、境内をしっかりと守護しています。境内には末社もあり、それぞれが地域の人々に親しまれてきた歴史を感じさせます。

境内を守る狛犬。長い年月を経てなお力強い存在感を放っています。

また、熊野神社には特徴的な八咫烏神社があり、勝利や導きを願って参拝する人が多く訪れます。特にスポーツ関係者が奉納したサッカーボールなどが見られることもあり、この神社のユニークな魅力となっています。自然に囲まれた境内を散策するだけでも心が和み、ゆったりとした時間を過ごせます。

境内全景。拝殿と末社が並び、落ち着いた雰囲気が漂います。

歴史と由緒

熊野神社は平安末期の治承二年(一一七八年)、那須家の祖である須藤権守貞信がこの地に神社を築き、熊野権現の神様を祀ったことに始まると伝えられています。熊野信仰は和歌山県の熊野三山を本源とし、再生や導きを象徴する信仰として平安時代以降全国に広がりました。那須烏山の熊野神社もその流れの中で創建され、地域の信仰の中心として長く親しまれてきました。

熊野神社と八咫烏神社の由緒を紹介する案内板。

境内に併設されている八咫烏神社は、神武天皇を大和の地に導いたとされる三本足の霊鳥・八咫烏を祀っています。八咫烏は導きの象徴として古くから崇められており、現代では日本サッカー協会のシンボルとしても広く知られています。そのため、スポーツ選手や勝負運を求める参拝者が訪れる場所としても人気を集めています。

説明板には熊野神社と八咫烏神社の由緒が詳しく書かれており、地域の歴史と深い信仰を知ることができます。周囲にはかつて交通や物流の要衝であった那珂川が流れており、歴史的にも重要な場所であることがわかります。

御朱印と参拝のポイント

熊野神社の御朱印はセルフ方式で対応しています。拝殿横に御朱印台が設けられており、専用の用紙を自分で取り、料金を納める仕組みです。初めて訪れる人には少し珍しい形式ですが、落ち着いて参拝できるのが魅力です。料金は一枚500円で、両替機や自動販売機はありません。あらかじめ500円硬貨を用意しておくとスムーズです。

セルフ方式の御朱印台。1枚500円で御朱印をいただけます。

御朱印は熊野神社ならではの印が押されており、参拝の記念として人気です。特定期間には「三鳥御朱印めぐり」や地域神社を巡るスタンプ企画も行われることがあり、御朱印帳を持参するとさらに楽しめます。

参拝の際は、拝殿で二礼二拍手一礼の作法で参拝しましょう。八咫烏神社を併せて参拝する場合は、勝利祈願や導きのご利益を願って手を合わせるのもおすすめです。境内は自然が多く、歩きやすい靴と落ち着いた服装で訪れるとより心地よく参拝できます。

アクセスと周辺情報・まとめ

熊野神社はJR烏山線の烏山駅から車で約10分、徒歩では30〜40分ほどの距離にあります。車で訪れる場合は、神社前に無料の参拝者用駐車場があるため便利です。駐車場は広くはありませんが、参拝には十分なスペースが確保されています。山間の道を通るため、初めて訪れる際はカーナビやスマートフォンの地図アプリを活用すると安心です。

周辺スポットとしておすすめなのが一ツ石観光やなです。那珂川の清流で行われる伝統的な鮎漁体験と、鮎の塩焼きや定食を楽しめる施設で、夏から秋にかけて特に賑わいます。新鮮な鮎の香ばしさと川の景色を一緒に味わえる人気スポットです。神社参拝と併せて訪れると、より充実した那須烏山観光になります。

一ツ石観光やな。那珂川の鮎漁体験や鮎料理を楽しめる人気スポットで、夏から秋にかけて多くの観光客で賑わいます。

その他、歴史散策に適した烏山城跡や、自然豊かな荒川沿いの散策路も魅力です。烏山駅周辺には蕎麦や和食を中心とした地元飲食店も点在しています。

熊野神社は静かな環境の中にあり、八咫烏神社と併せて参拝できるのが大きな特徴です。セルフ方式の御朱印や導きの象徴である八咫烏の存在は、他の神社ではなかなか味わえない体験です。御朱印をいただく際は500円硬貨をあらかじめ用意し、落ち着いた服装で参拝するのがおすすめです。地域の歴史と自然を感じながらゆっくり参拝できる熊野神社は、那須烏山観光の立ち寄りスポットとしてもぜひ訪れてみてください。

 

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