観光客で賑わう日光ですが、静かに自然を楽しみたい方には光徳牧場(こうとくぼくじょう)と光徳園地(こうとくえんち)の散策がおすすめです。駐車場も空きがあり、人も少なく、のんびりとした時間を過ごせました。この記事では、2025年7月に実際に歩いてみた感想を写真とともにご紹介します。
光徳牧場は混雑知らず、静けさに包まれる朝時間
日光といえば華厳(けごん)の滝や中禅寺湖といった定番観光スポットが思い浮かびますが、どこも朝から観光客で賑わい、駐車場もすぐ満車になってしまうのが悩みどころです。そんな中で今回訪れた光徳牧場(こうとくぼくじょう)は、観光バスなどもほとんど来ない静かな場所でした。

訪れたのは2025年7月20日の朝7時半ごろ。駐車場にはキャンピングカーが目立ち、車中泊やハイキングを目的に来ている方が多い印象でした。駐車スペースには余裕があり、慌ただしさはまったくありません。
牧場付近には牛が数頭のんびりと過ごしていて、観光客もほとんどおらず、朝の涼しい空気の中、ゆったりとした時間が流れていました。 目の前には広がる緑の牧草地と森、背後には山並み。日光らしい自然美を独り占めしているような贅沢なひとときでした。
日光観光で「とにかく静かに過ごしたい」という方には、朝の光徳牧場はとてもおすすめできるスポットです。
光徳牧場周辺|牛、アイス、温泉も楽しめる
光徳牧場では、放牧された牛たちがのんびりと草を食む姿を見ることができます。観光用というより、静かな環境の中で自然と動物にふれるための場所という印象です。観光牧場にありがちなにぎやかさはなく、訪れる人ものんびりとした空気に包まれていました。


売店ではソフトクリームやアイスクリームが販売されており、暑い季節には散策後にぴったりです。ただし、朝早くはまだ営業していないので時間には注意しましょう。また、放牧は5月1日からとなっていました。

すぐそばには政府登録観光ホテル・日光アストリアホテルがあり、こちらでは日帰り入浴も可能です。登山や散策の後に温泉で疲れを癒せるのも嬉しいポイント。館内のレストランは残念ながらランチ営業を休止していましたが、牧場側のレストランでは昼食利用ができます。


光徳牧場周辺は、牧場・売店・レストラン・温泉がコンパクトにまとまっているので、短時間でも気軽に楽しめるのが魅力です。静かな森の中で味わうアイスと温泉、まさに癒しのひとときでした。
光徳園地|森と清流を歩く癒しの散策コース
光徳牧場のすぐ隣には、広々とした光徳園地(こうとくえんち)が広がっています。ここは森や小川、湿原といった自然が残る散策スポットで、静かにのんびり歩きたい方にはぴったりのエリアです。

光徳園地内は、ミズナラやカエデなど広葉樹の森に囲まれており、木漏れ日が心地よく、夏でも涼しい散策が楽しめます。散策路はゆるやかで歩きやすく、途中にはベンチもあり、疲れたらすぐ休憩できる点もありがたいです。

森を抜けると、小川や湿原が広がる光徳沼(こうとくぬま)が現れます。静かに水をたたえる光徳沼は、周囲の緑と相まってとても美しい景色でした。


また、園内には小川沿いの散策路もあり、水音を聞きながら涼しく歩くことができます。

散策中、鳥のさえずりや風に揺れる木々の音しか聞こえない静寂が心をリフレッシュさせてくれます。観光地とは思えない静けさと自然の美しさを感じられる場所でした。
光徳園地は太郎山登山の拠点にも
光徳園地は、実は日本三百名山(にほんさんびゃくめいざん)に数えられる太郎山(たろうさん)への登山口としても知られています。光徳牧場周辺の駐車場は、登山者にとっても便利な拠点となっており、早朝からキャンピングカーや登山装備を整えた方々の姿が見られました。

太郎山は標高2368メートル。男体山(なんたいさん)や白根山(しらねさん)と並ぶ日光連山の名峰で、登山好きなら一度は登ってみたい山です。男体山や白根山の駐車場はこの時期(7月)常に満車状態ですが、光徳なら駐車場の心配がほとんどない点も魅力です。
実際、今回訪れた朝も駐車スペースには余裕があり、登山口までアクセスしやすく安心できました。
登山まではしなくても、光徳園地を歩くだけでも十分に自然を満喫できます。森林浴や湿原散策、光徳沼周辺など、歩くだけで気持ちがリフレッシュできるコースが揃っているのも、この場所の大きな魅力です。
登山も散策も、どちらでも楽しめる——それが光徳園地の良さだと感じました。
まとめ|光徳牧場と光徳園地で日光の静寂を味わう
観光地・日光というと、どこも人が多く、駐車場探しに苦労するイメージがあります。しかし、この光徳牧場と光徳園地は、そんな日光の中でも人混みを避けて静かに自然を楽しめる穴場でした。

駐車場は余裕があり、散策路は手入れが行き届いていて歩きやすく、清流や森の中を気ままに散策できます。周囲には牛たちがのんびりと草を食む牧場、ソフトクリームや牛乳が味わえる売店、温泉で疲れを癒せるホテルまで揃い、短時間でも満足度の高い滞在ができます。
また、日本三百名山の太郎山登山の拠点としても知られているため、登山を目的とする方にとっても利便性の高いスポットです。男体山や白根山が混雑している今の時期でも、ここなら駐車場の心配なくゆっくり行動できます。
観光・散策・登山・温泉・牧場と、日光らしい自然を静かに味わえる光徳。 今度は季節を変えてまた訪れたくなる、そんな心が落ち着く場所でした。
静かな日光を求める方には、ぜひ一度訪れてみてほしいエリアです。
森の中を歩いて心身がリフレッシュできた後は、
日常でも手軽にコンディションを整えたいところ。
そんなときに便利なのが、スプレータイプの飲むサプリメント。
登山やハイキングの携行品としてもおすすめです。
