2026年1月17日、奥日光の金精(こんせい)の森スノーシューコースをソロで歩いてきました。バスで湯本温泉まで入り、静かな雪の森を約3時間かけて周回する冬のトレッキングです。
コース上にはリボンや数字の看板が途切れなく設置されており、スノーシュー初心者でも迷う心配はほとんどありません。雪の深さは場所によって40センチ以上あり、スノーシューとゲイターの重要性を実感しました。
日光白根山が映える見どころや、下山後の日光駅グルメまで含めて、実体験をもとに詳しく紹介します。
コースマップはこちら
環境省_日光湯元ビジターセンター_ハイキングコース_冬季スノーシューコース
奥日光・金精の森スノーシューコースとアクセス方法
2026年1月17日、奥日光にある金精の森スノーシューコースを歩いてきました。今回は、スノーシュー初心者でも安心して歩ける冬のトレッキングコースとして、実際に歩いた体験をもとに紹介します。
アクセスは公共交通機関を利用し、バスで湯本温泉まで向かいました。湯本温泉で下車後、そのまま徒歩でコースへ入れるため、車がなくても行きやすいのが大きな魅力です。冬の奥日光は道路状況が気になる時期ですが、バス移動であればその点も安心できます。
湯本温泉周辺から歩き始めると、まずは踏み固められた雪道が続きます。

この時点では登山靴だけでも問題なく、雪道に慣れるにはちょうど良いコンディションでした。ただし、奥日光は日陰が多く、場所によって雪質や深さが大きく変わります。歩きやすい区間が続いていても油断は禁物で、足元の状態を確認しながら進むことが大切だと感じます。
コースへ向かうにつれて、周囲は次第に静かな雪の森へと変わっていきます。

観光地のイメージが強い日光ですが、このエリアでは人の気配が少なく、落ち着いた空気の中で歩き始めることができました。これから先で雪が深くなり、本格的なスノーシュー区間へ入っていくことを想像しながら、期待感を持って森の中へ進んでいきます。
使用した装備レビュー|KEEN登山靴とスノーシューの実力
今回のスノーシュートレッキングでは、登山靴にKEENのミッドカットモデルを使用しました。購入してから今回で3回目の使用になりますが、雪道での使い勝手はかなり良いと感じています。
まず印象的だったのが、靴紐の構造です。フックが1か所しかないシンプルな作りのため、紐がとても結びやすく、締め直しもスムーズでした。冬は手袋をしたまま調整する場面が多くなるので、この扱いやすさは想像以上に助かります。

歩き始めの区間は踏み固められた雪道が中心で、スノーシューを履かなくても安定して歩けました。靴底のグリップも十分で、滑る不安はほとんどありません。足首まわりのホールド感も程よく、長時間歩いても疲れにくそうだと感じます。
しばらく進むと雪が深くなり、登山靴だけでは沈み込みが目立つようになったため、スノーシューとゲイターを装着しました。

スノーシューを履くと、雪への沈み込みが一気に減り、歩行がかなり楽になります。今回のように雪が深い日では、体力の消耗を抑える意味でもスノーシューは必須装備だと感じました。ゲイターを併用することで、雪の侵入も防げて快適さが大きく向上します。
雪が深くなりスノーシュー装着、初心者初体験
湯本温泉側からしばらく歩いていくと、踏み固められていた雪道の様子が少しずつ変わってきました。見た目はきれいでも、足を置いた瞬間にズボッと沈み込む場所が増え、「ここから先は登山靴だけでは厳しそうだ」と感じます。
このあたりでスノーシューを装着しました。今回が初めてのスノーシューでしたが、装着方法はベルトを締めるだけとシンプルで、落ち着いて作業すれば戸惑うことはありませんでした。

歩き出してすぐに感じたのは、安定感の違いです。スノーシューを履くと雪への沈み込みが大きく減り、歩幅が安定します。初体験ということで少し身構えていましたが、実際には転びそうな不安はほとんどなく、想像していたよりもずっと歩きやすいと感じました。
踏み跡のある場所でも、油断すると一気に沈み込むほど雪が深く、場所によっては40センチ以上はありそうでした。そんな状況でもスノーシューを履けば歩きやすくなり、景色を楽しみながら進むことができました。
また、ゲイターを持って行ったのも正解でした。スノーシューで歩くと雪を蹴り上げる場面が多く、ゲイターがないと靴の中に雪が入りやすくなります。防寒目的以上に、快適さを保つための装備として重要だと実感しました。
初めてのスノーシューでしたが、歩行の難しさや怖さはほとんど感じませんでした。装備さえ整っていれば、初心者でも安心して雪の森歩きを楽しめると感じた区間です。
リボンと数字看板で迷わない安心のコース設計
スノーシューを履いて森の中を進むと、金精の森コースが初心者向けと言われる理由がよく分かってきました。冬の森は一面が白くなり、方向感覚を失いやすいですが、このコースでは進行方向に迷う場面がほとんどありません。
木々にはリボンが一定間隔で結ばれており、進むべき方向が常に視界に入ります。ひとつ目印を確認すると、次のリボンが自然と見えてくるため、立ち止まってルートを探す必要がありませんでした。

さらに安心感を高めてくれるのが、数字の書かれた看板です。現在どのあたりを歩いているのかが分かりやすく、行程の目安になります。雪道では距離感や時間の感覚がずれやすいため、こうした目印があるだけで心理的な余裕が生まれました。

この日は他の利用者とほとんど出会わず、森の中は驚くほど静かでした。聞こえるのはスノーシューで雪を踏みしめる音と、ときどき枝がきしむ音だけです。

目印がしっかりしていることで安心して歩ける一方、自然の静けさもしっかり味わえるのが、このコースの大きな魅力だと感じました。初めてのスノーシューでも、不安より楽しさが勝る理由が、この区間に詰まっています。
日光白根山が映える見どころと雪の深さ
森の中を進んでいくと、ふいに視界が開け、日光白根山が姿を見せます。木々の間から現れる雪化粧の山は存在感があり、青空とのコントラストも相まって、このコースで最も印象に残った景色でした。静かな森歩きが続いたあとに突然展望が開けるため、自然と足が止まり、しばらく見入ってしまいます。

晴れている日は特に見応えがあります。雪の白さが際立ち、写真を撮るには絶好のポイントでした。金精の森コースは、静かな林間歩きだけでなく、こうした「山が映える瞬間」があることで、歩きのリズムにメリハリが生まれます。
一方で、この周辺は雪の深さも本格的でした。場所によっては目測で40センチ以上あり、スノーシューを履いていても沈み込む場面があります。踏み跡があっても油断すると一気に足が沈み、体力を持っていかれる感覚がありました。
それでも、スノーシューがあることで歩行自体は安定しており、無理なく進めました。雪が深いほど装備の重要性がはっきりと分かり、しっかり準備して来て良かったと実感します。景色を楽しむ余裕が生まれたのも、スノーシューのおかげでした。
復路では、なだらかな雪原と冬木立が広がる景色にも出会えます。迫力ある日光白根山とは対照的に、静かで落ち着いた雰囲気が心に残りました。

金精の森スノーシューコースの「景色の幅」と「雪山らしさ」を同時に感じられる区間だといえます。
折り返し地点から下山、日光駅グルメで締める一日
コースを進んでいくと、「7番」の看板が立つ折り返し地点に到着します。現在地がはっきり分かるため、体力や時間に合わせて無理なく判断できるのが、このコースの良いところです。今回はこの7番の看板を目安に折り返し、ぐるっとルートを周回する形で戻りました。

復路は少し起伏のある道でしたが、落ち着いて歩けば特に問題ありません。静かな雪の森を最後まで楽しみながら進み、全行程はおよそ3時間ほどでした。
下山後はバスで日光駅へ戻り、駅周辺で軽く食べ歩きをしました。日光駅周辺には気軽に立ち寄れるグルメ店が多く、歩き終えたあとでも負担なく楽しめます。この日は、日光名物のゆば唐揚げと、抹茶ソフトクリームを選びました。

冷えた体に抹茶ソフトクリームの甘さがちょうど良く、トレッキング後の締めとしてぴったりでした。

ちなみに、同じ湯本エリアにあるスキー場は多くの人で賑わっていました。

賑やかな冬レジャーが楽しめる一方で、金精の森スノーシューコースは静かな雪の森を歩けるのが大きな魅力です。気分や目的に合わせて過ごし方を選べるのも、奥日光ならではだと感じました。
この日はまだ雪が十分に残っており、しばらくの間はスノーシュートレッキングを楽しめそうなコンディションでした。積雪状況を確認しつつ、また歩きに来たいと思える一日です。

